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テレビ離れという言葉をよく耳にするようになった昨今、「昔に比べてテレビをリアルタイムで見る機会が減った」という方は多いのではないでしょうか。

その背景の一つとして、自分の好きな時間に好きな番組を見られる無料動画配信サービスの普及が考えられます。

中でも、民放テレビ局が連携した公式テレビ配信サービスであるTVerは、非常に多くのユーザーに利用されている動画プラットフォームの一つです。

このTVerでは、テレビCMと似た形式で動画広告を配信することができます。

今回は、そんなTVer広告の特徴やおすすめのポイントについてご紹介します。

TVerとは?


TVerは、民放テレビ局が一つになった新しいプラットフォームです。

ドラマやバラエティ、アニメなどの見逃し配信のほか、過去の番組の配信やリアルタイム配信、ライブ配信など、各局の約650番組以上のコンテンツを完全無料で視聴できるサービスです。

Tver広告とは?


TVer広告は、TVerで番組を視聴する際に表示される広告のことで、通常のテレビCMと同じような形式で流れる動画広告です。

TVer広告の特徴

リーチできるユーザー数が多い

TVerはユーザー数が年々増加しており、直近の利用状況は以下の通りです。

  • アプリダウンロード数:6,000万回(2023年4月時点)
  • 月間再生数:3億2,149万回以上(2023年3⽉時点)
  • 月間アクティブユーザー:2,700万人以上(2023年5⽉時点)
  • 認知率:68.5%(2023年1⽉時点)
  • 利用率:16.4%(2023年1月時点)

LINEリサーチの調査では、TVerの利用率は39.5%で、動画配信サービスのなかではYouTube、Amazonプライムビデオに次ぐ第3位となっています。

また、女性ではAmazonプライムビデオを抜いて第2位となっています。

TVerユーザーの年齢層について

TVerのユーザー層は全体的にバランスがいいのが特徴で、2023年1月〜3月の性別・年齢別の構成比は以下の通りです。

  • 15歳~19歳:8.7%

男性

  • 20歳~34歳:13.9%
  • 35歳~49歳:17.2%
  • 50歳~64歳:13.0%  

女性

  • 20歳~34歳:13.1%
  • 35歳~49歳:19.1%
  • 50歳~64歳:15.1%

高い視聴完了率

TVer広告は非常に高い視聴完了率を誇っています。

その理由は、TVer広告にはスキップ機能がなく、表示される動画広告の再生がすべて完了するまで動画の続きが再生されないためです。
デバイス別の広告動画の完全視聴率は以下の通りです。

  • スマートフォン:95.9%
  • PC:96.6%
  • コネクテッドテレビ:96.1%

Youtube広告の視聴完了率は一般的に30%程度だと言われていますので、TVer広告の視聴完了率がいかに高いかがお分かりいただけるかと思います。

また、ほとんどのユーザーが広告を最後まで視聴していることから、表示された回数=視聴完了回数と表現しても問題ないほどです。

詳細なターゲティングが可能

TVer広告のターゲティングは、ユーザー属性を基にしたターゲティング、コンテンツデータを基にしたターゲティング、TVerアフィニティと呼ばれる興味関心を基にしたターゲティングが可能です。

また、ユーザー属性では性別に加えて1歳刻みでの年齢ターゲティングが可能で、エリアについては市区町村まで絞り込むことが可能です。

なお、TVerは初回設定時に生年月日や性別、郵便番号の登録を求められ、その回答正解率は93.7%となっています。

この情報の正確さから、狙ったターゲットに無駄なくリーチできるため、非常に質の高い広告媒体であると言われています。

コンテンツターゲティングについては、「ドラマ」「バラエティ」「アニメ」「報道・ドキュメンタリー」「スポーツ」などのカテゴリーから選ぶことが可能です。

さらにサブカテゴリーも用意されており、恋愛、サスペンス、ヒューマンなど細かいカテゴリーを36種類の中から選択可能です。

このように、TVer広告独自のターゲティングがある点やデータの正確性によって、他の広告媒体では届きづらいユーザー層に広告を届けられるメリットがあります。

特に、TVの興味関心のジャンルによってターゲティングできる点は、他のWEB広告媒体にはないターゲティング方法となっています。

普段あまりテレビを観ないユーザーにも届けられる

TVerは、スマホやPCなどで場所・時間・デバイスを問わず無料で利用できるため、普段テレビをあまり視聴しないユーザーも多く利用しています。

TVerユーザーの10人に3人が1⽇あたりのテレビ利⽤時間が60分未満のユーザーです。

そのためTVer広告を活用することで、通常のテレビCMではリーチできないユーザーにアプローチすることができます。

料金体系について

フルマネージドプラン

フルマネージドプランは広告運用をTVer側にすべて任せるプランで、配信ターゲットの年齢を1歳刻みで設定できたり、配信エリアを市区町村まで絞り込むことができるなど、非常に詳細なターゲット設定ができます。

一方、広告出稿費用が50万円以上という制限があります。

セルフサーブプラン

セルフサーブプランは、広告出稿費用の制限がないため、少額から始めることができるというメリットがあります。

一方、配信ターゲットの年齢設定が5歳刻みであったり、配信エリアが都道府県までしか絞り込めないなど、フルマネージドプランほど詳細なターゲティングができないというデメリットがあります。

まとめ


本記事では、TVer広告の特徴やおすすめのポイントについてご紹介しました。

若者を中心にテレビ離れが進む昨今において、好きな番組を好きな時間に見られるTVerは多くのユーザーから支持を集めており、今後も利用者は伸びていくことが予想されます。

これまで、テレビCM等のマス広告しか利用していなかったという事業者の方にとっても、テレビCMに似た形式のTVer広告は、新たな広告の手段として取り入れやすいのではないでしょうか。

ぜひ、TVer広告の特徴を理解したうえで、検討してみてください。

広告運用についてのご相談は、フロンティアビジョンスタジオにお任せください。

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