フォントの話。パート2
- hashimoto
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おはこんばんちには!橋本です。
以前こちらフォントの話。でも紹介いたしました「のらもじ発見プロジェクト」
なんとその「のらもじ発見プロジェクト」のワークショップが「デザインあ展」の公式イベントとして熊本市現代美術館で開催されるという事で、参加してきました!
レトロな文字が約半日でデザインできちゃう!題して「文字を探そう、描いてみよう。のらもじ発見プロジェクト in 熊本」〜〜!!パチパチ
「のらもじ発見プロジェクト」とは
まだデータ化されていない昔の看板の文字。「のらねこ」ならぬ『のらもじ』が街中にあふれていると思うとワクワクしてきました!
ただいま熊本市現代美術館で開催中(2019年9月8日まで)の「デザインあ展」ではこのように看板と制作した文字。文字制作の動画などが展示されています。
熊本の街を歩いて「のらもじ」を探そう!
マイクを装備した「のらもじプロジェクト」の下浜 臨太郎先生に引率され、街の中の「のらもじ」探しの旅へ〜〜
!!さっそく第一のらもじ発見!
丸くクルンっとなった可愛い文字が特徴的な「ラフタイム」
よく見ると入り口上の木の看板と、左の電光看板の文字が微妙に違いますね。
どうして違うかというと、こういった看板屋さんが作った手書き文字を色々な商品(例えばカーペットやフキンに印刷するロゴ)に使いやすくするために
データとして整えて書き出したものをコピーして使用しているからなんですね〜
のらもじを発見し、観察。先生から文字の特徴などを教えてもらいながら、のらもじ散歩をします。
街中にこんな個性的な文字がたくさん転がっているとは知りませんでした〜
途中では「のらもじプロジェクト」で発見され、フォントデータ化された「のらもじ」を発見することも⋯!熊本でも使用されていることに、先生も嬉しそうです♪
好きな「のらもじ」で文字をデザインしよう!
熊本の街で集めた「のらもじ」達。この中から好きな「のらもじ」を選びます。
私は序盤で見つけた「ラフタイム」にしました。
そしてデザインする文字は無難に自分の名前に⋯(チカ)
まず最初に「のらもじ」の大きさ(バランス)を測るため文字を四角で囲みます。
囲んでみると⋯この文字は縦長みたいですね。形がわかったら、それをこちらの用紙にも描きます。
そして「のらもじ」を参考に、まずはだいたいの下書を描いていきます。。
定規などはいっさい使わず、全て手書きで黙々とデザインしていきます。
簡単そうに思われるかもしれませんが、これが案外難しい⋯!
特徴を凝視しながら新たに文字を作り出す。細かい部分を消しては描き、消しては描きしながら完成に近づけていきます。
描き続けること約3時間⋯なんとか出来てきた!
こ、こんなに真剣に文字と向き合ったのははじめてだ⋯!始めてみるとなかなか奥が深く楽しいです。
まだまだ時間がかかりそうだったので、最後の最後は先生に手直ししてもらいました(てへぺろ)☆
先生の真剣な眼差しと、職人のような手さばきにドキドキ⋯!
他の参加者の方の文字も素晴らしい出来ですね〜!写真には写ってませんが、学生さんが「ポテサラ」って描いていたのが印象に残ってます。ポテサラ美味しいですよね〜
自分のデザインした「あ」を持ち帰ろう!
さあさあ!できあがった文字はどうなるかというと⋯
じゃーん!!!このように缶バッチになりました〜!!!
写真がないので省略しましたが、縮小コピーしてもらったものを缶バッチマシーンを使って自分でガシャーンとして作りました☆
世界にひとつだけの文字⋯!!!大切にします!!
さいごに
良い「のらもじ」はもっと古い商店街にしかない⋯と思い込んでいましたが、ちゃんと見ていなかっただけで熊本の街中でもたくさん見つけることが出来ました。
味のある看板や、職人が作り出した手書きの文字には歴史や温かみが感じられます。
今回このワークショップで、自分で手書きし、作り出すことによって職人さんの気持ちを体感出来た気がします⋯!
個性的な文字はデザインというより、まるでアートのようで、考えながら観察するだけでも面白かったです。
普段なんとなく見ていた街並みも、違ったように見えて出歩くのが楽しくなるかと思います!
あなたも「のらもじ」の不思議な魅力にあなたもハマること間違いなし!ふぉんとふぉんと。