• 投稿者サムネイル画像 井上武明
    • #WordPress

どうも、職場のディスク上にはいつもカメラが置いてある井上です。

ちょうど1年前はオールドレンズに手を染めているとブログに書いていましたが、その後フィルムカメラの方にも手を出しました。
毎月フィルム1本撮影するのが自分に課したノルマです。

管理画面が大きく変わるよWordPress 5.0

WordPressTinyMCE

さて、ネット上のサイトの約3割で使われているというWordPressですが、その記事を書くエディタにはTinyMCE(タイニーエムシイイー)が長く使われてきました。

私がWordPressを使い始めた時には既に使われていたので、一体いつから使われているのか調査したところ、

2005年12月31日リリースの WordPress2.0
かれこれ約13年も使い続けられています。

ネットの世界で13年前と言えば、遥か昔の世界。
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンは存在せず、インターネットといえばパソコンでやるのが当たり前の時代でした。

それほど長く使い続けられているものを変更するとやはり大変で、簡単には行きません。

例えるなら、今までキーボードで入力してたのをやめて、今後はフリック入力が標準にするよと言われるようなもの。
長くキーボード入力を続けている人ほど反発が強く、キーボードで入力しやすいようにしていた数々の工夫は一旦リセットされるような感じで、色々と反発がありました。
(ちなみに私も未だスマホのフリック入力が出来ません・・・)

それでも新しい時代に合わせた変革は避けることは出来ないと判断し、WordPressは2016年12月にGutenberg(グーテンベルク)という新しいエディタに変わるという方針を示し、実際に2017年7月にはテスト用プラグインがリリースされ、長い時間をかけて準備が進められてきました。

WordPressのGutenbergエディタのテスト用プラグイン使用画面

そしてついに11月19日にリリース!っと思いきや・・・

先週末にWordPress 5.0のリリース日は11月27日に延期すると案内されました。
11月27日も確定していないので、さらに延期となった場合は2019年1月22日まで伸びる予定です。

WordPress 5.0になったら、どうしたら良いの?

Gutenbergになる時のお知らせ画面スクショ

Classicエディタという追加プラグインをインストールすることで今までどおりTinyMCEが利用できます。

また、Gutenbergがメインエディタになった場合でも、それまでのデータが一括でGutenberg用のデータに更新される訳ではないようなので必要以上の心配はありません。
「旧エディタ」として今までどおりのエディタを使う事は出来るようです。

将来的にどこまでTinyMCEがサポートされるのかについてはまだ決定しておらず、現在の見込みは最低2021年末までを見込みにしようかと議論が始まったばかりのようです。

既存のWordPressはどう対応するの?

  1. 正式リリース前のために仕様が確定していないこと。
  2. Classicエディタとして現在のエディタを使い続ける方法が公式に用意されていること。
  3. 各サイト用にカスタマイズした部分が多いため、未検証のまま一律に変更をする事が出来ない。

以上の3点からClassicエディタを継続使用するプラグインを順次インストールしてまいりました。
セキュリティリスクによる緊急的なアップデートではないので、サイトの安定性を優先すべきであるという判断になります。

将来的にはGutenbergをベースにした管理画面に移管する必要がありますが、目新しさを優先して逆に使い勝手が悪くなるようではいけないので、サイトとしての目的を出来るだけ効率的に実現することを最優先に、順次対応していきたいと考えています。

関連記事:ホームページのリニューアルの進め方とは?目的別に解説!

普遍的な使いやすさの大切さ

NIKON F3


自分がフィルム撮影に使っているのはニコンF3という1980年から2000年まで20年間もロングセールされていたカメラです。

最新のデジタルカメラと違って、どんな環境でも誰でもキレイな写真を簡単に撮影して、その場で撮影した写真を確認出来るわけではありませんが、「こんな風な写真を撮りたいから、こういう設定に」と思った時にストレスなく設定を変更して撮影させてくれます。

カメラと同じで、サイトの管理画面も必要な機能をしっかりと把握して使いやすいものは古くても使いやすいものです。

何でも出来る代わりに画面いっぱいのボタンが並び、何回もクリックしてやっと思った設定が出来るではなく、
シンプルで必要な機能に出来るだけ簡易にアクセスでき、必要な場合は難しい設定でも対応が出来る柔軟性を持つ。

そんな使いやすさを目指したいと思っています。