ホームページ公開実績700例突破記念対談

この度、フロンティアビジョンスタジオは公開実績数700例を突破しました。

当初はホームページ制作のみだった事業が、時代の流れと組織拡大に伴い、マーケティング分野や動画制作など、より幅広い価値を提供できるようになりました。

これを記念して、これまでの振り返りを現場のキーパーソンである企画部部長 藤澤、デザイン部部長 河添が対談しましたので、その様子をお届けします。

 

左:企画部部長 藤澤
新卒で大手着物販売企業へ入社し、熊本の店舗で約9年間、販売を担当。その後福岡で店長職を1年半経験した後、東京本社の商品開発部へ異動、4年間勤務。2019年8月に東京から熊本へJターンをする形で、フロンティアビジョンスタジオの前身であるフロンティアビジョン株式会社へ入社。現在は企画部部長として、営業兼Webサイトのディレクション業務とチームのマネジメントを担当。家族は妻と子供1人。奈良県出身、関西大学卒業。

右:デザイン部 部長 河添
熊本デザイン専門学校出身。新卒で熊本県内の印刷物をメインとするデザイン事務所に入社し、グラフィックデザイナーとして約3年間従事したのち、インターネット事業を手掛ける部門へ異動、Webデザインを習得。2006年、創業期のフロンティアビジョン株式会社へ入社、デザイナーとして熊本県内のお客様向けのWebサイトデザインを手掛ける。2021年、フロンティアビジョンスタジオ本部 デザイン部部長に就任。

 

組織とともに案件数とコミュニケーション力が成長

ーーまずは公開実績数700事例に到達した率直な感想をお願いします。

河添:700事例という数のが多いか少ないかはさておき、僕自身はまだまだと感じています。到達した!というよりは、通過点というイメージです。

 

ーーストイックだ…。1年間にどのくらいの案件を手掛けているのですか?

河添:現在は、会社全体で年100件程のホームページをリリースしています。創業当初と比べてスピードは格段に上がりました。

藤澤:営業現場で言うと、制作中のプロジェクトが常に30案件あって、ディレクターが4人で回している感じです。終わりかけのものも含めると、同時進行で80~120案件にのぼると思います。デザインに関する確認事項などは、お客さまとデザイナーとが直接やりとりしてもらえることも、スピードが上がったポイントかと思います。

河添:案件にもよりますが、当社のデザイナーは打ち合わせにどんどん出ていきますね。部分最適については、話しちゃった方が速いこともあります。スピードと品質が求められるなかで、ディレクターに任せきりではなく、デザイナーが能動的に動いて提案できる環境づくりは私たちならではだと思います。

藤澤:700例に近づいていく過程で、お客様からの信頼度も格段に上がりました。コンペに参加する際も、新規のお客様から、「コンペに参加してもらえませんか?」というトーンでご依頼を頂くときもあります。熊本県内では制作実績ナンバーワンなので、圧倒的に優位性があるのではないかと思いますね。

 

ーーそれはすごいです。

藤澤河添:ありがたいですねぇ。

 

 

時代に合わせた挑戦で、価値提供の幅を拡大

ーーこれまでを振り返って、特にこれは感慨深い!という案件をあえて1つだけ教えて下さい。

藤澤:熊本だけではなく、全国的に有名な産婦人科の福田病院様(熊本県熊本市)のホームページ制作プロジェクトです。熊本の3人に1人はこの病院で産まれると言われており、実際にメインで担当したディレクターも福田病院で産まれたんです。出産とホームページ制作はもちろん違いますが、熊本の多くの命をつないでいる福田病院様の価値や魅力をつなげるプロジェクトを私たちが受託できたことは、とても感慨深かったです。

福田病院様サイトイメージ

 

ーー「ホームページ制作 熊本ナンバーワン」というイメージですが、最近は動画を使ったサイトで、よりビジュアル訴求力の高いホームページを提供していますよね。

藤澤:はい、お客様のご理解があって、どんどんご提供できる範囲が広がっていきました。たとえば、九電グループで、がいしや点滅器の製造を手掛ける光洋電器工業様(熊本市西区)のホームページ制作プロジェクトでは、当社として初めてメインビジュアル動画に挑戦させていただきました。

光洋電器工業様サイトイメージ

河添:もともと動画撮影をしてほしいというご依頼があったわけではないのですが、打ち合わせの時に工場を見させていただいて、「これ動画にしたら面白いのでは…?」と感じたことがきっかけです。実績がないなかでのご提案でしたが、快く承諾や撮影のご協力を頂き、チャレンジさせていただいた案件です。

藤澤:営業としても、デザイン部のそういった動きはありがたいですね。このプロジェクトを契機に、動画のご提案ができるようになりました。動画は外注、というところも多いと思うのですが、ワンストップで内製で全部できることで、価値提供の範囲が広がっていくことを実感しています。

 

ーー価値提供といえば、マーケティングプロジェクトも徐々に立ち上がっていますよね。

藤澤:マーケティング部が新設されたことで、ホームページ制作とマーケティングを受託できるようになりました。微生物を利用した生活関連商品の研究を手掛けるビックバイオ様(熊本県宇城市)は、長いお付き合いをさせて頂いており、試行錯誤しながら、運用面もお手伝いしております。その運用に、定量的な分析とともにPDCAを回す動きができつつあります。Webサイトを通じて売り上げを上げるご提案はどんどんしていきたいですね。

ビッグバイオ様通販サイト

 

コアバリューは「価値をつなぐ」。メンバー全員でお客様に寄り添う組織力が強み。

ーー案件数やご提供範囲が成長していくなかで、フロンティアビジョンの核となる強みについて教えてください。

藤澤:月並みですが「寄り添う力」だと思います。ホームページ制作のプロジェクトでは、上層部を含めた関係者の合意を引き出すことに難航する場合があります。当社で一番歴が長いディレクターは、担当者様が苦労する部分への寄り添いが上手です。担当者様のためになる動きを取って、上層部の方々に納得いただけるような進め方をしているので、私も日々勉強になっています。

 

ーーポイントは何でしょうか。

藤澤:関わる方々のご意見をしっかり聞き、制作に反映させた上で、経験値とか実績から、私たちの意見をプロ目線でしっかり伝えています。「丸め込む」「納得させる」ではなく、信頼と共感で進んでいく。そこのバランスがとても上手だなと。

河添:デザイン部としても、ディレクターのそのスタンスを応援したいと思っています。たとえばデザインの選択肢が複数ある場合には、打ち合わせで「コンセプトや目的に沿っている案」や「フロンティアビジョンのおすすめの案」というのを伝えるようにしています。

 

今後の挑戦について

ーー次の目標を教えてください。

河添:2年以内に公開実績数1,000件突破したいですね。また、ワンストップでさまざまな価値提供ができる強みを生かし、結果の出るWebサイトを、お客様と一緒にもっと作っていけたらと思います。価値のあるものを作っていけるのが楽しみです。

藤澤:メンバーと一緒に作ってきた700件という実績があって、入ってくるメンバーにもその歴史をしっかり引き次いで、より強固な営業をしていきたいと思います。

 

ーーお二人にとって、Web制作って何をどうする仕事ですか?

河添:「価値を伝える」仕事です。お客様の価値をつくって、伝えて、広げていく。

藤澤:同感です。

河添:自社の価値が自分ではわからない、というお客さまも結構いらっしゃるんですね。お打ち合わせで、「御社の強みって何ですか?」と聞いてもすぐには出てこないことも。ディレクターやデザイナーとの会話で一緒に引き出すことで、最終的にWebで伝えるメッセージが決まっていきます。ホームページ制作をきっかけに価値を掘り下げ、広げることが今後もできたらと思います。

 

ーーありがとうございました。

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